2stroke with powerband -It's always smokin' on the road


DT125Rいじり その15

平成23年10月14日 たった1年でチェーン交換
昨年の9月に交換したチャイナ製シールチェーンが走行中に破断した。前回交換時距離は69700km。破断時距離は88243km。使用距離は約18543km。手入れも十分していたし、特に伸びが感じられたわけでもなかった。近所の砂利道で、軽く 水溜りをジャンプして着地した瞬間にバチンという音がした。あわてて停止して見てみるとチェーンが破断していた。破断したプレートの反対側のカシメが外れてピンが抜けていた。低速だったので他にトラブルもなく済んだが、かなりビビった。

新しいチェーンは江沼のノンシール強化チェーン 428SR。
ダートを走るので、高価なシールチェーンはもったいない。
安価なOリングチェーンは破断してしまったのでもはや買う気なし。
そこで、ノンシールの強化チェーンを採用することにした。
チェーンオイラーを装備したことで、常時チェーンに給油できるようになったことでもあるし。
強化チェーン価格は2,151円。2セット買って交互に使うことにした。
いつものごとく、あらかじめチェーンについているグリスを落とす。バケツにチェーンを入れて灯油にひと晩漬け置きした。
同じ江沼でもシールチェーンについている白いベタベタのグリスではなく透明なグリスがついていた。なにか違うのか?

ひと晩灯油につけてグリスを落としたら、灯油を切るためにチェーンをぶら下げておく。
1時間ほどぶら下げておき、ウエスで灯油分を拭き取っておく。
グリス抜きが終わったら、今度はオイル漬け。
トランポのエブリィのオイル交換をしたときに余って残しておいたエンジンオイルをチェーン各部に浸透しやすいようにナベで温めてからバケツに入れて、もうひと晩漬け置き。
ピンとブッシュの摩耗が伸びの主原因なので、ココにしっかりとオイルを浸透させたい。
翌日、オイルからチェーンを引き上げる。
灯油で洗ったときと同様にぶら下げてオイルを切る。
中途半端な状態で車体に取り付けるとオイルが飛び散ってベタベタになるので、3時間くらいぶら下げておいた。
余分なオイルを切り終わったら、チェーンをカットする。
140リンクで購入しているが、必要リンク数は132リンクなので8リンク詰めることになる。
ジスクグラインダーでピンとプレートを薄く削っていき、チェーンを切断する。
チェーンを掛ける前に、リア周りの掃除を入念にしておく。
スイングアーム、チェーンスライダー、前後のスプロケットなどを灯油をかけてブラッシング。ド鉄のスイングアームのサビにはサビチェンジャー処理。
掃除が終わったら、チェーンを掛けてクリップで留めて交換終了。
やはりノンシールチェーンは幅が狭い。ついでに軽い。
後輪を空転させても非常に軽い。走行しても軽い感じ。
チェーンオイラーのノズルをホイール側の内外のプレート間に給油できるようにセッティングし直した。ココからピンとブッシュにオイルを補給するためだ。
チェーンが汚れたら、スペアに交換し、汚れた方は灯油で洗って、オイル漬けにしておくつもり。